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     スケイルアーマーとチェインアーマーをこよなく愛する「変態」甲冑戦士の剣術修行ブログ
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東京の目白で西洋甲冑剣術の修行、鎧の作成等をしている現代の異端児。一緒にアホな事をしてくれるお仲間募集中。
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先週の練習に三名の見学者が来た。
全員中学生だった。

彼らは、普段のうちの見学者の年齢層からすると相当に若い。
そもそも未成年は親の承諾がないとヘヴィファイトに参加は出来ないし
学生には少々お高い装備が必要なので
大抵は受験の終わった高校3年生ぐらいが若さの下限だ。
なので、私は少しこの訪問客に興味を覚えた。

が、折角来たにも関わらず、彼らは道場の一番隅の階段の上から
おっかなびっくりとこちらを覗くのが精一杯の様子で
中々降りてこようとしない。

仕方がないので、こちらから声をかけたり
甲冑を見せたり、武器を持たせたりしてみる。
反応は実に素直。防具の重さに驚き、武器の硬さに驚き
「この甲冑。本物なんだ・・・・」と目をキラキラさせる。
やがて、実際に模擬戦を始めると
皆食い入るように戦闘の様子を見始めた。
しかし、本当にただただ見ているだけで
それ以外に何もしようとしないのだ。

道場に始めて来る見学者は、大抵こちらを質問攻めにする。
盾はどう使うのか?
甲冑の重さはどうなのか?
最強の武器はなんなのか?
貴方は何年戦っているのか?
痛くないのか? 最強は誰なのか?
始めたきっかけは? 甲冑はいくら?
その他もろもろ、長年の疑問と、こちらへの興味と
ありとあらゆる質問を用意して、口にしていく。
が、彼らにはそれがない
本当に、ただ見たいという欲求に任せて飛び込んできただけで
私達の活動への知識も、疑問も一切無い様子だった。

緊張しているせいか
直ぐに黙ってしまう彼らを話をするのは少々骨が折れたが
戦闘の合間に、何とか少しずつ会話をしてみると
やがてこの珍客の素性が分かってきた。

最初、私は彼らは地元の目白の中学生が
何かでうちの道場の事を知り、見学に来たのだと思ったのだが
それは間違いだった。
それはかつて私たちが小平の公園でヘヴィファイトの練習をしていた頃の事
当時、小学生だった彼らは自転車で通りがかった際に
全身を甲冑で固めた大勢の人達が戦うのを目の当たりにしたのだという。
彼らはその光景に相当な衝撃を受けたのだが
やがて雨が降っても平気な練習場所が出来た私たちは
その公園を引き払ってしまった。
彼らも私達が戦いに来なくなってしまい、がっかりしていたのだが
風の噂で甲冑で戦う団体の話を聞き及び
かつて目撃した光景が忘れられず、今日、確認に訪れたというのだ。

この話を聞き出した時、私は少々感動した。
未だかつて、こういう単純な動機で道場を訪れた人はいない。
西洋甲冑への疑問がどうとか、自分の知識のすり合わせとか
資料が欲しいとかではなく。
彼らは私達をもう一度見たくて、会いたくて
初めてくる街の事を調べて来てくれたのだ。
小学校の頃に見た光景だけを頼りに、何年振りかに
只、それだけの為に

その後、私は彼らと最後まで話をし
甲冑を着た男爵も彼らとちょっとしたチャンバラをして遊び
いつかこの競技をやりたいと思うなら
その日のための体の鍛え方と、役に立つ武道を勧め
勉強をしっかりするように忠告し
また訪れるように言って、遅くならない内に帰らせた。

彼等がまたいつか、AVALONの扉を叩き
共に戦ってくれるメンバーになってくれることを願いたい。

その答えは、何年後かの未来に出るだろう。
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